続いて、3年生と2年生の紹介です。昨年もエントリーされた5人が順調に選ばれましたが、3年生では石井選手、岡野選手、2年生では加藤選手と主力3人がエントリー漏れ。怪我や体調不良が原因だと思いますが、これは大きな誤算です。その穴を今年急成長の川口選手、復活を期す高野選手らで埋めることが出来るでしょうか。パトリック・マテンゲ・ワンブィ(2年)ケニア・エリート高出身(5000m 13:27.63/10000m 27:54.98/ハーフ出場なし)<5000m> 04/24 13:27.63 (日体大記録会)PB
05/22 13:47.18 (関東インカレ)優勝 07/14 13:29.69 (ホクレン) 09/03 13:51.99 (日本インカレ)優勝<10000m> 05/19 28:21.69 (関東インカレ)優勝 06/18 28:45.84 (全日本大学駅伝予選会) 4組1位 09/02 29:00.51 (日本インカレ)優勝<その他> 07/02 男鹿駅伝 3区1位(13.195km)◎区間新 10/15 箱根駅伝予選会 1位 00:58:15 (14:23-14:29-14:32-14:51-1位) 11/06 全日本大学駅伝 2区4位(13.2km)関東インカレ、全日本インカレの5000m、10000m2冠。箱根駅伝予選会も1位となるなど圧倒的な成績を残していましたが、全日本大学駅伝はまさかの区間4位。怪我の影響で「脚をかばい、蹴ることができていない」状態。仕上がりは50%以下だったとのこと。箱根駅伝に向けては怪我の回復具合が鍵となります。トラックレースでは最初の1000mは様子見で、徐々にペースアップをする冷静でクレバーな選手。怪我さえ良くなれば間違いなくチームを引き上げる走りを見せてくれるでしょう。さて、新聞報道などでは1区石川選手、2区ワンブィ選手の予想が多いです。心配なのは、権太坂とラスト3kmの上り。怪我の影響があった全日本では上りで明らかにペースが落ちていました。個人的には3区がベストだと思いますが、そうなると1区・2区の配置が難しい。悩ましいところです。「予選会も右のふくらはぎが痛かった。でも気持ちで1番になれた。箱根のプレッシャーはすごいけれど、どの一からでもトップに立って、区間賞は絶対に取ります」と気合十分。がんばれワンブィ!川口 賢人(3年)長野県・佐久長聖高出身(5000m 14:59.35/10000m 29:54.82/ハーフ 01:05.31)<5000m> 04/02 14:43:80 (世田谷競技会) PB
04/24 14:37.62 (日体大記録会) PB
05/01 14:29.35 (国士舘大記録会) PB
<10000m> 06/18 30:23.68 (全日本大学駅伝予選会)3組8位 09/24 30:15.97 (日体大記録会)<ハーフマラソン> 03/06 立川ハーフ 01:06.08
05/22 関東インカレハーフ 01:08.44
<その他> 07/02 男鹿駅伝 4区1位(9.1km)◎区間新 10/15 箱根駅伝予選会 92位 01:01:35 (15:18-15:24-15:25-15:28) 11/06 全日本大学駅伝 4区8位(14.0km)昨秋から成長の兆しを見せていましたが、今シーズン急成長を見せた選手。3戦連続で5000mのベストを更新すると、全日本大学駅伝予選会3組8位(トップと8秒差)と大躍進。その後も男鹿駅伝区間新、全日本大学駅伝4区8位と駅伝でも強さを見せています。積極的な走りが持ち味ですが、そこにスピードとスタミナが加わり、山崎一輝選手とともに他大学と勝負できる選手になりました。初の箱根駅伝でどんな走りを見せてくれるか楽しみです。ただ、全日本以降はレースに出場がなく、コメントもないのが心配です。雑誌では山上り候補の1人として名前が挙がっています。山上りも見てみたいですが、武者監督が「大切な区間。後半の上りで簡単に差がついてしまう」と重要視する4区での出場と予想します。うまく山へ繋げてほしい。高野千尋(3年)山口県・西京高出身(5000m 14:24.47/10000m 29:44.17/ハーフ 01:03.46)<5000m> 11/13 15:10.42 (日体大記録会)<10000m> 09/24 30:25.69 (日体大記録会) 12/03 30:13.57 (日体大記録会)<ハーフマラソン> 02/07 丸亀ハーフ 01:03.46 (14:43-14:56-15:12-15:31-3:24)PB
11/20 上尾ハーフ 01:09:57 (16:51-16:21-16:27-16:36-3:42)<その他> 10/15 箱根駅伝予選会 250位 01:04:08 (15:19-15:45-16:14-16:50)<箱根駅伝実績> 1年 4区20位(00:59:10)シーズン前半は怪我の影響かレースに出場できませんでした。9月の記録会で復帰すると、その後は継続して記録会・レースに出場しています。9月の記録会はまずまずの走りでしたが、その後は体調不良の影響もあり、本来の走りではありません。しかし、2月の丸亀ハーフでは1時間03分46秒の好タイムをマーク。秘めたる実力はチームトップクラスだと思います。うまく本番に調子を合わせられるか注目です。もし1区石川選手、2区ワンブィ選手と繋ぐならば、3区に最も適任なのは高野選手だと思います。1年時は区間20位、昨年は補欠と箱根には悔しい経験しかありません。高野選手のリベンジに期待したいです。町井 宏行(3年)県・佐野日大高出身(5000m 14:15.88/10000m 29:57.76/ハーフ 01:05.39)<5000m> 04/02 14:36.24 (世田谷競技会) 04/24 14:50.97 (日体大記録会) 05/28 14:58.59 (世田谷競技会) 07/09 15:09.91 (世田谷競技会)<10000m> 05/14 31:39.43 (日体大記録会) 09/24 30:52.79 (日体大記録会)<ハーフマラソン> 03/06 立川ハーフ 01:06.53
<その他> 10/15 箱根駅伝予選会 155位 01:02:38 (15:22-15:29-15:38-16:09)<箱根駅伝実績> 2年 6区05位(01:00.21) 1年 8区16位(01:08.00)今年の6区ではシューズを血に染めながら区間5位の大激走。1年時の8区も順位は悪いですが、集団に食らいつく気迫の走りを見せてくれました。予選会以降はレースに出場せず、箱根1本に絞って調整中です。「冬になるといつも調子が上がる。下りは得意。前回同様か、簡単ではないが60分を切りたい。(ラジオ日本スポーツ)」と頼もしい発言。レースごとのタイム差が大きいのは課題ですが、今年もきっとやってくれるでしょう。区間配置はもちろん6区山下りしかありません。得意の冬・山下りで今年も驚きの走りを見せて欲しいです。山﨑 一輝(3年)兵庫県・西脇工高出身(5000m 14:42.87/10000m 29:52.88/ハーフ 01:05.54)
2016年シーズン成績<5000m> 04/24 14:46.48 (日体大記録会) 07/09 14:59.98 (世田谷競技会)<10000m> 05/14 30:46.56 (日体大記録会) 09/24 30:48.16 (日体大記録会)<その他> 03/06 立川ハーフ 01:06.25
10/15 箱根駅伝予選会 01:01:21 (15:18-15:24-15:25-15:14-76位) 11/06 全日本大学駅伝 8区10位(19.7km)<その他実績> 箱根 2年・10区14位(01:12.47)前回の箱根駅伝は、「クリスマスに左太腿を故障し、痛み止めを服用しての強行出場(文化放送)」とのこと。今年はシーズン前半こそいまいちな内容でしたが、箱根駅伝予選会ではチーム3位と昨年同様に長距離ロードでの強さを見せました。そして全日本大学駅伝ではエース区間の8区で区間10位と健闘。「20kmを確実に走れるのは山崎しかいない。多大のエースとどれだけ戦えるか、肌で感じられたはず」と武者監督の信頼も深まっています。「スピードがないぶん、長い距離でも3分2,3秒のイーブンで押していけるのが強み」と本人が言うように、復路向きの選手。9区もしくは10区でシード権を決定づける走りを見せて欲しいです。記録会等の速報Twitterはこちらリンクテキスト
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